フナ4000匹「塩の道」へ放流 太公望 憩いの新川に

2020年6月29日 07時03分

新川に放流されるフナ=江戸川区で(区提供)

 釣りを通して地域に愛着を持ってほしいと、江戸川区内や千葉県でスーパーなどを経営する「やなぎやグループ」(江戸川6)が23日、4000匹のフナを区内の新川に放流した。
 区によると新川は、江戸城に入った徳川家康の命で造られた。以来、江戸に物資を運ぶ水路として「塩の道」と呼ばれてきた。
 護岸が整備された現在、川にはボラやマハゼなども生息しており、太公望にとって憩いの場。やなぎやによるフナの放流は2016年に続いて2回目で、創業120年を迎え、地域に感謝の意を伝える取り組みという。
 地元の堀口養魚場(春江町5)が協力をして、水戸市の養魚場からフナをトラックで搬送。カゴに小分けし、社員や地元のボランティアらの手で、「新川さくら館」(船堀7)前の遊歩道から川に放たれた。
 やなぎやの松崎洋(よう)会長は「新型コロナの影響で多くのイベントが中止になる中、少しでも元気になる人が増えれば」と期待。ボランティアの一人、根塚紀一(きいち)さん(80)は「毎朝、新川で釣りをするのが生きがい。朝起きるのが楽しみ」と話していた。 (井上幸一)

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