ぐんまちゃん着ぐるみ 貸し出しを9月で終了 がに股や高すぎる背に苦情

2020年6月29日 07時08分

誕生日会で愛らしく振る舞うぐんまちゃん=昨年2月、前橋市で

 県のマスコットキャラクターで、かわいらしい魅力で人気を集める「ぐんまちゃん」。県はこれまで着ぐるみを民間に有償で貸し出していたが、九月末に取りやめる。貸し出した際、がに股だったり背が高すぎたりと、一部でイメージにそぐわないぐんまちゃんが登場してしまったためだ。十月以降、県は直接、ぐんまちゃん「本人」を派遣する方式に変更し、「本物のぐんまちゃん」として活動を図る。(池田知之)
 県がぐんまちゃんの着ぐるみの貸し出しを始めたのは二〇〇〇年。以来、県や民間のイベントなどで活用されている。
 一四年には、全国のご当地キャラなどが人気を競う「ゆるキャラグランプリ」で一位になり、全国屈指の注目度に。年間の貸出件数は、ピークの一六年度には九百六件と引く手あまた。一九年度も七百八十七件と安定した人気を誇っている。
 県が用意する着ぐるみは十八体。各地で愛嬌(あいきょう)を振りまいているものの、中に入る人によっては「かわいらしくないぐんまちゃん」になってしまうケースが発生。中の人の身長が高いため「ぐんまちゃんが間延びしている」や、「がに股で歩いている」などの苦情が寄せられたという。
 県は貸し出す際に、中に入る人向けにマニュアルを提示。「あいさつの際には片手とつま先を上げる」「困ったときは頭を押さえる」などのしぐさを求めているが、徹底は難しかった。
 県メディアプロモーション課は「貸し出しは知名度向上には役立ったが、ぐんまちゃんのイメージを保てない」と判断。十月からは県が「ぐんまちゃんキャラバン隊」を結成し、県のPRや、県産品の販路拡大につながる活動に限って派遣する。出演料は原則無料。
 担当者は「かわいさは、本物のぐんまちゃんならではです」とアピールする。
 キャラバン派遣の申し込みは七月一日から受け付ける。特定の企業の販売促進のほか、同窓会や結婚式など個人的な行事には応じていない。

◆ぐんまちゃん ツイッターとインスタ開始

 ぐんまちゃんは、会員制交流サイト(SNS)の「ツイッター」と「インスタグラム」を始めた。ユーザー名はいずれも「gunma_gunmachan」。新型コロナウイルス感染症拡大のため、ぐんまちゃんが登場するイベントが減り、ファンとの交流が減る中、情報発信に力を入れる。
 県によると、ぐんまちゃんは「なかなか皆さんに会いにいけない分、SNSを見てね」と話しているという。

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