「黒人差別、一緒に闘う」 ニューヨークでLGBTデモ

2020年6月29日 13時59分

28日、米ニューヨーク・マンハッタンでデモ行進する人たち。虹色旗のほか「黒人の命も大切だ」と書いたサインも目立った=赤川肇撮影

 【ニューヨーク=赤川肇】性的少数者(LGBT)の権利運動を世界に広げた「ストーンウォールの反乱」から51年を迎えた28日、反乱の舞台となった米ニューヨーク市マンハッタンなどでデモ行進があった。黒人差別や警察の暴力への抗議活動が全米で続く中、LGBTにとどまらず幅広い差別との決別を訴える声が上がっていた。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、市内では名だたる大企業が協賛する恒例の「ニューヨーク市プライド行進」などが中止に。それでもLGBTや黒人の「解放」を掲げる集会が企画され、数千人(ニューヨーク・タイムズ紙)が「正義なくして平和なし」などと声をそろえながらマンハッタン南部を練り歩いた。
 「私は黒人ではないが一緒に闘う」と書いた看板を掲げて参加した同性愛者の男性ジェイク・マッキンタイさん(31)は「LGBTも黒人も白人男性優位の制度的差別との闘いという点で同じだ」と意図を語る。2人の女の子の手を引いて行進に出くわした男性は「あれは平等の権利を求めているんだよ」と教えていた。
 反乱は1969年6月28日、市内のゲイバー「ストーンウォール・イン」で発生。同性愛者らへの酒の提供を禁じた当時の法律に基づく市警の手入れに客らが反発し、6日間に及ぶ断続的な暴動に発展した。

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