<新型コロナ>府中の有志ら、困窮学生に食品配布 悩み相談も

2020年6月30日 07時10分

学生に食品などを無料配布したフードパントリー=府中市で

 有志の府中市民らでつくる「フードバンク府中」は二十八日、学生に食品などを無料で配布するフードパントリーを京王線府中駅近くで開いた。市内在住や在学の約四十人が受け取りに訪れた。
 府中市内には、東京農工大や東京外国語大のキャンパスがある。コロナ禍によるアルバイト収入の減少などで困窮する学生に、米や麺類、ジャガイモなど野菜のほか、シャンプーなどの生活用品も提供した。
 受け取った学生の約半数が留学生で、中国出身の都立大大学院一年魏〓(ぎぎょく)さん(25)=府中市=は「アパレル関係のアルバイトをしていたが、四月から仕事がなくなった。今はスーパーでほしいものも買えない」と話した。この日は、「家賃を払えない」「日本語の情報を得るのが難しい」といった悩みを抱える人からの相談も受け付けた。
 フードバンク府中は四月に設立され、五月から食品などの無料配布を始めた。活動を通じ、学生が生活に苦しんでいることを知り、今回は学生を中心に支援した。代表の照井丈夫さん(70)は「こんなにも多くの人が困っているのだと肌で感じている。行政に現状を知ってもらい、倉庫の確保など活動に必要な支援をしてほしい」と話した。
 今後も月一回ほど活動を続けていく予定で、資金の寄付と食品の提供を呼び掛けている。詳しくはインターネットで「フードバンク府中」で検索。 (竹谷直子)
※〓は金へんに玉

関連キーワード

PR情報

東京の最新ニュース

記事一覧