「じもと応援券」 購入申し込みが低調 川崎市、追加募集を検討

2020年6月30日 07時13分

じもと応援券利用可能店舗に張られるポスター(市提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大による消費低迷を受けた川崎市のプレミアム商品券「川崎じもと応援券」の購入申し込みが低調だ。七月三日の申し込み締め切りが迫る中、販売冊数の八十七万冊に対して六月二十九日の時点で約十四万冊。市は利用可能店舗を増やすPRを続けるとともに、締め切り後の追加募集も検討している。 (大平樹)
 商品券は、千円券十三枚つづりで一冊一万三千円分を、一万円で購入できる。差額のプレミアム分は市が負担する。
 市によると、購入申し込みは十二日から受け付け、二十九日午前の時点で、ホームページから約三万三千人が約十三万冊、はがきで約四千二百人が約八千九百冊にとどまっている。
 申し込みが低調な背景には、利用可能店舗が約千五百店と少ないことがあるとみられる。二〇一五年に市が発行した商品券は約四千七百店で利用できた。
 利用可能店舗は市内の小規模事業者に限っているが、すでに利用可能が決まった店の中には、コンビニ大手のセブン−イレブンやファミリーマートもある。フランチャイズ営業の個人経営店は小規模事業者になる店もあるためだ。他にも、地域の飲食店だけでなく、タクシー事業者やライブハウスなど、幅広い業種で利用できる見通しになった。
 一方で、商品券が使えない商品があることには注意が必要だ。換金性の高いギフト券や電子マネー、たばこは買えないほか、家賃や公共料金の支払いにも使えない。コンサートなどのチケットも、開催日が来年一月末以降だと買えない。おつりが出ないことなども含め、市は専用ホームページに注意点を掲載している。
 市の担当者は「お金の市内循環を図る趣旨が広く伝わっていない」と危機感を募らせる。利用可能店舗を増やすためチラシを増刷し、各地の商店街などを通じて登録を呼び掛けていくといい「みんなで地元を盛り上げようというメッセージと一緒に、購入申し込みと利用可能店舗を増やす努力を続ける」と話した。
 問い合わせは、専用コールセンター=電0570(027)738=へ。

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