JR平塚駅のエスカレーターが天の川に 地元出身・オノルイーゼさんデザイン

2020年6月30日 07時14分

装飾されたエスカレーターの前で原画を持って立つオノさん=JR平塚駅で

 JR東海道線平塚駅の下りホーム側のエスカレーター壁面が、七夕飾りのデザインでラッピングされた。描いたのは、平塚市出身のアーティスト、オノルイーゼさん(30)。市が企画し、JR平塚駅が協力した。七月三〜五日に予定されていた「湘南ひらつか七夕まつり」は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、オノさんは「ラッピングを見て、来年を楽しみに待ってもらえれば」と話した。 (吉岡潤)
 オノさんは市内各所で壁画を制作している。今回はアルストロメリアやガーベラなど九種類の花をモチーフとして夜空に光る天の川を表現。「エスカレーターの昇り降りに合わせて流れるような天の川をイメージした」という。印刷したフィルムを張り、表面をシリコン加工してある。
 「七夕まつりは、わくわくさせられて待ち遠しかった。出会いの場で、浴衣を着て、勝負に出るみたいな感じ。それで敗北して帰ると」と楽しそうに回顧。エスカレーターでのすれ違いに、天の川をはさんで暮らす織り姫とひこ星が一年に一度だけ会うとされる伝説を重ねたとも。「ここで出会いが生まれたら教えてほしい」と笑みを浮かべた。
 上りホーム側エスカレーター壁面は、平塚の代表的な風景である「湘南平」と「海」の写真がデザインされている。

◆障害者手作りのミニ飾り設置へ メイン会場の商店街など購入

飾りを渡した磯部副理事長(前列左から2人目)ら=平塚市役所で

 平塚市で例年、七夕まつりのメイン会場となる湘南スターモールの商店街振興組合などは29日、市内の障害者福祉事業所「山晃央園(さんこおえん)」の利用者が手作りしたミニ七夕飾り85本を購入した。中止となった七夕まつりの雰囲気を感じてもらおうと商店街に飾る。
 同園が飾りの製作を始めて30年目。利用者が自分たちで竹を集め、長さを切りそろえて飾り付ける。1000本以上売れる年もあり、工賃は利用者の励みになっている。
 今年、まつりは中止になったが、市内外から購入希望が相次ぎ、約400本は売れそうだという。磯部千代子副理事長は「こんなご時世なのでどうかなあと思っていたが、ありがたい。感謝します」と頭を下げた。 (吉岡潤)

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