GKA高等部2年・青山柊太朗さん IT人材育成事業に県内唯一選抜 9カ月かけ成果物開発

2020年6月30日 07時27分

構想について語る青山さん=太田市で

 私立ぐんま国際アカデミー(GKA、太田市)高等部二年の青山柊太朗(しゅうたろう)さん(16)=埼玉県熊谷市=が群馬県内で唯一、独立行政法人・情報処理推進機構(東京)が若手IT人材を育成する「未踏IT人材発掘・育成事業」に選ばれた。二度目の挑戦に青山さんは「去年は選ばれず、悔しさがあったので、今年は自分が考えたアイデアが認められうれしい」と喜んでいる。(市川勘太郎)
 青山さんはロボットに興味を持ち、小学四年からプログラミングを学んできた。二〇一六年に二十二歳以下のプログラミングコンテストで経済産業大臣賞を受賞するなど、数々の受賞歴がある。
 昨夏、文部科学省のプログラムで米シリコンバレーへ三カ月間留学。この際、学びに役立つものを作りたいと考え、今回の事業には「時間を操作する映像型ノートの開発」をテーマとして企画書を提出した。
 企画書は構想段階で、授業で使うノートに着目。ノートとして利用できるタブレット型端末に授業映像を取り込み、リアルタイムの対面授業でも内容が理解できなかった場合などに、その場で授業映像を巻き戻したり一時停止したりできる機能を考えている。
 事業の一環として、人間の認識や行動能力を支援し拡張することを目指す「人間拡張工学」を研究する、東京大先端科学技術研究センターの稲見昌彦教授から近く指導を受ける。青山さんは「一年前からITに興味を持っていて、稲見先生はこの分野の権威。専門的な指導を受けたい」と意気込んでいる。
 事業は〇〇年に開始。選抜者はIT業界で著名な大学教授や企業関係者から指導を受けながら、九カ月かけて成果物を開発する。開発に必要な支援金も受けられる。今年は二十五歳未満で全国から百三十二件の応募があり、二十件計三十二人が選ばれた。このうち最も若いのは青山さんを含む高校生二人だった。

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