小山市長 選候補者の横顔

2020年6月30日 07時25分

 栃木県小山市長選はいずれも無所属で、6選を目指す現職の大久保寿夫さん(71)=自民、公明推薦=と、弁護士で新人の浅野正富さん(63)が名乗りを上げ、行財政改革のあり方や多選の是非などを争点に支持を訴えている。県内第2の人口規模を抱える小山の次代を担うのはどちらか。両候補の横顔や出馬への思いを紹介する。(小川直人)
(届け出順)

◇大久保寿夫(おおくぼとしお)さん(71) 無現<5>=自公

 改革実現に継続必要

 「手掛けてきた施策の花を咲かせる四年に」。行財政改革や新型コロナウイルスの感染拡大防止と経済の回復を仕上げるため、六選を目指す。多選批判には「一期ごとの成果を市民が評価した結果だ。改革や重要施策の実現には継続も必要」と主張する。
 市長就任の二〇〇〇年から約一万二千人の人口増と「職員力の向上」を実績に挙げる。「コロナ対策の特別定額給付金の交付は県内最速。職員が力をつけたから」と強調。
 渡良瀬遊水地のコウノトリの定着や「本場結城紬(つむぎ)」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録などが継続の成果という。
 農家生まれで、なじみのカエルやドジョウなどの生物の激減を憂い、コウノトリの野生復帰を目指す政策に力を入れた。念願のヒナの誕生が先月確認され「自分の子どもが生まれたような気分」と目を細める。

◇浅野正富(あさのまさとみ)さん(63) 無新

 市民の声届く市政を

 市民団体などが利用する市施設「まちなか交流センター」の指定管理者の選定について、撤回を求める運動に関わったのが出馬のきっかけになった。「選定にはトップの意向が働いたと考える。変える必要がある」と決意した。
 「政治姿勢や手法に問題がある。多選の弊害」と現市政を批判。「公正公平が守られ、市民の声が届く市政を」と意気込む。
 市民と行政との意見交換の場を定期的に開くと提案。「情報提供と市民との議論からしか正解は見いだせない」との信念がある。
 渡良瀬遊水地をラムサール条約に登録する活動にも深く関わった。渡良瀬遊水地は「首都圏に近く、これだけのヨシ原が残されていることが奇跡だ」と力説する。若いころから登山が趣味で、自然への思いは強い。目指すべき市の将来ビジョンは「田園都市『小山』を未来につなぐ」だ。

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