失業者200万人に迫る 求人倍率1.20倍に悪化 神奈川では1倍切る

2020年6月30日 14時00分
閑散とする東京・丸の内のオフィス街=今年4月

閑散とする東京・丸の内のオフィス街=今年4月

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 総務省が30日発表した5月の完全失業率(季節調整値)は2・9%で、前月より0・3ポイント上昇した。完全失業者数は前年同月比33万人増の198万人となり、200万人に迫った。厚生労働省が同日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1・20倍で、前月から0・12ポイント低下した。5カ月連続の減少となった。
 有効求人倍率の下げ幅は、オイルショック後に0・2ポイント低下した1974年1月に次ぐ46年4カ月ぶりの大きさ。完全失業率は3カ月連続の悪化で、2017年5月以来3年ぶりの水準となり、新型コロナウイルス感染拡大による影響がさらに鮮明となった。
 有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を示す。5月は15年7月以来4年10カ月ぶりの低水準となり、地域別でも全都道府県で前月より下落。北海道や神奈川、高知など7道県で1倍を切った。最も低いのが沖縄の0・78倍で、最も高いのは福井の1・66倍だった。
 5月の新規求人は前年同月比32・1%の減少だった。産業別では宿泊業・飲食サービス業55・9%減、生活関連サービス業・娯楽業44・2%減で、4月同様に、休業を余儀なくされた産業で顕著だった。
 男女別の失業率は、男性が前月比0・3ポイント増の3・2%で、女性は0・2ポイント増の2・5%となった。

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