「履歴書から性別欄なくして」1万人超署名 経産省にNPOなど要請書

2020年7月1日 05時50分

履歴書から性別欄をなくそうと集まった1万筆の署名を提出し、記者会見する佐藤悠祐さん(中)ら=30日、東京・霞が関の厚労省で


 履歴書に性別記入欄があることで就職活動で困難や不利益が生じているとして、労働問題に取り組むNPO法人「POSSE」などが30日、性別欄廃止に向けた施策を求める要請書と1万418筆の署名を経済産業省に提出した。厚生労働省にも署名を後日郵送する。(奥野斐)
 提出後に記者会見した介護福祉士の佐藤悠祐さん(28)は、就活中に性別欄の「女」に丸を付けるよう強制され、面接の大半を体や治療について聞かれた経験を話した。現在は男性として生活する佐藤さんは「仕事への思いを伝えることができたのに(性別のことで)時間を取られた。人事担当者に戸籍の性別が見える形で保管され、アウティング(暴露)にもつながりかねない」と問題点を語った。
 LGBT支援団体の調査では、トランスジェンダーの約9割が就職活動で困難を感じたという。
 署名は2月末から、専用サイト「Change.org」で「履歴書から性別欄をなくそう #なんであるの」として展開。性別を理由とした就職差別が事実上容認されているとして、性別欄の廃止を訴えている。

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