羽田新ルート検討会、変更も視野に初会合 住民の騒音苦情など受け

2020年7月1日 05時50分
 3月に運用開始した羽田空港(東京都大田区)の新飛行ルートについて、技術的な課題などを議論する検討会の初会合が30日、国土交通省で開かれた。同省の和田浩一航空局長は冒頭、「新ルートの見直しが可能な方策がないか、技術的な検討のため立ち上げた」と述べ、ルート変更も視野に入れるとした。(梅野光春)
 検討会は、現役パイロットや航空評論家、大学教授ら8人で構成し、冒頭を除いて非公開で行われた。飛行位置確認システムの普及などで、2013年の新ルート採用当時から状況が変化し、最新の管制方法などの課題を年度内をめどに洗い出す。
 国交省によると、新ルートはことし開催予定だった東京五輪・パラリンピックに合わせて発着枠を広げるため、13年に別の検討会で議論。南風時の午後3~7時に、渋谷区や港区など都心上空を通過するルートが採用された。
 ルート直下の住民には騒音被害などを心配する声もあり、国交省には5月末までに「新型コロナウイルスの影響で減便され、新ルートは不要だ」などの意見が約2500件寄せられた。品川区など自治体も同省に見直しを要望。6月12日には、渋谷区の住民らが新ルートの運用停止を求めて東京地裁に行政訴訟を起こした。

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