<新型コロナ>船橋市民ギャラリーで展覧会 臨時休校の児童らの思い 絵に込めた希望や不安2100点余 

2020年7月1日 07時16分

コロナ禍での思いを描いた児童生徒の作品=いずれも船橋市民ギャラリーで

 新型コロナウイルスで臨時休校となった五月に、船橋市内の小中学生が描いた絵の展覧会が五日まで、船橋市民ギャラリー(船橋スクエア21ビル三階)で開かれている。「四つ葉のクローバープロジェクト〜未来へのメッセージ〜」と題し、市内の各校で図工・美術科の宿題として取り組んだ。児童らの希望や不安などが浮かび上がる二千点余が出品され、市民からの応募分とを合わせた計二千百点余が披露された。
 「絵を描くことで、社会とアートを考える機会になるのでは」。臨時休校で自宅学習となり、児童らの担当教諭らが話し合う中、今回のプロジェクトが浮上。大型連休明けから五月末までを期限に、A4判用紙に自由に描いてもらうことにした。
 作品の中には「見つけると幸運が訪れる」といわれる四ツ葉のクローバーを入れてもらうことを必須条件とし、六月からは一般市民にも同様の趣旨で出品を呼び掛けた。
 会場には四つ葉が花びらのように舞ったり、葉が笑顔だったりと、児童らの感性が光る作品が並んだ。ハートマークや虹、動物などを組み合わせた作品もある。友だちに会いたい、医療従事者への感謝、各国が連携を−。それぞれの思い・願いを込めた作品とともに、絵画教室などで学ぶ市民らの作品も飾られた。
 この展覧会などを主催したのは、市教育委員会と市文化・スポーツ公社。市教委学芸員の山本雅美さんは「児童らの作品からは、大変な事態に遭ったことが改めて分かる。それでも、明るくて見応えがある作品が多く、登校できない中で、何を考えていたのかもうかがわれる。見学する市民の共感を呼ぶ展示会になりました」と話す。
 開場は午前九時〜午後五時(最終日は正午まで)。市民からの作品は現在も寄せられており、追加展示している。問い合わせは、同ギャラリー=電047(420)2111=へ。
  ◇ 
 児童らが手掛けた作品の一部や今回の展覧会の様子は、市ホームページでも公開している。「四つ葉のクローバープロジェクト」で検索すると、出品した小学校の動画なども見ることができる。(保母哲)

会場には市民の力作も飾られた

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