やまゆり園事件 利用者虐待の影響 県議会で究明して

2020年7月2日 07時00分

 「ともに生きる社会」を考える神奈川集会・実行委員会や「DPI日本会議」など六つの障害者団体は三十日、県庁で黒岩祐治知事と会い、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で行われていた利用者への虐待が、二〇一六年の殺傷事件にどう影響したかを県議会の検討部会で検証するよう要望した。
 要望書では、県が設置した第三者委員会が五月に出した中間報告で終わりとせず、県議会が七月に設置する「障害者支援施設における利用者目線の支援推進検討部会」で検証を続け、事件の背景や原因を究明するよう求めた。
 黒岩知事は「中間報告で検証が終わりとは考えていない。なぜ元職員が大事にしていたはずの利用者を虐殺したのか、(同園の)虐待の芽がどこにあったのか、逃げずにしっかり向き合いたい」と述べた。
 検討部会は県の第三者委のメンバー三人や障害当事者ら十人で構成。原則公開で、個人情報などがある場合のみ非公開。津久井やまゆり園を運営する「かながわ共同会」への聞き取りも行う。同園以外の障害者施設の虐待も調査し、身体拘束によらない障害者支援のあり方などについて来年三月末に報告書にまとめる。 (石原真樹)

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