米テスラがトヨタを抜いて世界一に 株式の時価総額が22兆円超 期待先行の面も

2020年7月2日 10時45分

米テスラのセダン「モデル3」=2017年11月、ロサンゼルスで(共同)

 【ワシントン=白石亘】1日のニューヨーク株式市場で米電気自動車(EV)メーカー、テスラの時価総額が2077億ドル(約22兆3000億円)となり、初めてトヨタ自動車(約21兆7000億円)を上回った。テスラ株は成長期待から史上最高値を更新し続けており、時価総額で世界一の自動車メーカーとなった。

米テスラのセダン「モデル3」=2017年11月、ロサンゼルスで(共同)

 テスラの株価は過去1年で5倍近くに急騰しており、今年1月に時価総額で独フォルクスワーゲン(VW)を追い抜いた。量産車「モデル3」の販売が好調なほか、中国・上海工場の開設にこぎ着けるなど、次世代の環境技術の旗手として投資家の期待は高い。
 だが、テスラの生産台数は1~3月期に10万3000台で、トヨタの240万台のわずか4%にすぎず、通年の最終損益で黒字を計上したこともない。米メディアには「投資家はテスラを自動車メーカーというよりテクノロジー企業とみなし、過去の実績よりマスク最高経営責任者(CEO)の将来の約束に焦点を当てる傾向がある」(テックチャーチ)との見方があり、期待先行の面もありそうだ。

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