雨傘運動リーダー、香港を離れる 羅冠聡氏「身の危険」行き先明かさず

2020年7月3日 10時49分

羅冠聡氏=ゲッティ・共同

 【上海=白山泉】2014年の大規模デモ「雨傘運動」を主導した香港の民主活動家の羅冠聡らかんそう氏は2日深夜、香港国家安全維持法が施行される前に香港を離れたことを明らかにした。同法が施行されたことで自身も「予想できない危険にさらされている」と説明。行き先は明かしていないが、今後は国際的な連携や民間外交などの活動を続ける意向を示した。香港メディアが伝えた。
 羅氏は自身のツイッターを通じて「私ができることは沈黙を保つか、権威主義を拡大する中国の脅威を世界に警告するかだ」と述べた。1日には米下院外交委員会の公聴会にオンラインで出席し、香港国家安全維持法が施行された直後から同法によって逮捕されている人が出ている状況について説明した。
 羅氏は雨傘運動の主導者の1人。16年の立法会(議会)選挙で当選したが、議員資格をはく奪された。香港国家安全維持法の成立が報じられた6月30日午前には、民主活動家の黄之鋒こうしほう氏や周庭しゅうてい氏とともに自身が主席を務める民主派団体「香港衆志」からの脱退を表明。さらに同日午後には香港衆志の解散を発表した。

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