実戦見据え短期集中 荒川区の野球チーム

2020年7月2日 12時00分
 プロ野球も開幕し、こちらもいよいよ本格的に、シーズンインを迎えつつある少年野球。東京都足立区小台の荒川河川敷にある、荒川区少年運動場野球場では、荒川区の学童・中学軟式クラブチームが7月初旬に迫った区大会開幕をにらみ、短時間ながら内容の濃い練習に取り組んでいる。 (鈴木秀樹)

河川敷グラウンドようやく


[photo:昨秋の少年新人戦区代表の荒川レジェンドは1年生の新入部員12人も奮闘。「ずっと自粛でまだまだだけど、素材はそろっています」と中村忠彦監督]


 昨秋、台風19号の豪雨により水没し、今春まで閉鎖されていた荒川区少年運動場。一面に堆積したヘドロを取り除き、全面的に土を入れ替え、この4月にようやく使用可能となったが、その頃は既に新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下にあり、この6月からようやく練習できるようになった。
 週末には連日、荒川区内の学童・少年チームが入れ代わりで練習を行っており、6月21日にも、朝方の雨が上がったグラウンドに選手たちの声が響いた。

悲願都大会目指す ライジングサン


 創部4年目で、悲願の都大会出場を目指す中学軟式のライジングサンも、課題の守備力強化に取り組んでいる。

[photo:走者を置いての守備練習に取り組むライジングサンの選手ら]

 プロ野球DeNAの守護神・山崎康晃の出身チームでもある西日暮里グライティーズと、ブラザースクラブの古豪2チームが合併して誕生したライジングサン。ことしは3年生6人、2年生4人ながら、「戦えるチームになりつつある」と小川明監督がうなずく。すでに練習試合も組まれ、間もなく開幕する区大会に向け、急ピッチで練習を行っている。
 「打線は上向いていると思います。ただ、守備、とくに連係プレーはまだ練習が足りていないと感じています」と話す石川瑠衣士主将は「声を出し、一丸で戦うしかない」と力を込めた。
 区少年野球連盟の事務局長も務める嶋田東一コーチは「もう少し練習時間があればと思いますが、それはどのチームも同じ。厳しい中ですが、期待したいですね」と話していた。

部員不足解消「試合楽しむ」 三峡野球部

 学童の三峡(さんはけ)野球部=写真=は昨年、メンバー不足で大会に出場できなかったが、ことしは選手が増えて11人に。橋本浩位監督は「それ以前も人数は足りておらず、合同チームでの大会出場。単独でのエントリーは4年ぶりになります」と感慨深げに振り返る。少人数ながら、本拠地・第三峡田小の校庭で地道に練習を続けてきた姿が、新規部員を呼び込むことにつながった。

[photo:笑顔で守備練習する中野主将(右)ら三峡ナイン]


 「まずは勝ち負けより、試合を楽しんでほしい」と橋本監督。この日キャプテンを務めた4年生の中野結葉は「練習できない間は家でも体を動かしていたけど、やっぱり、みんな一緒は楽しい!」と声を弾ませていた。






(東京新聞 2020.7.2)

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