自民党の片山さつき参院議員が東京新聞のインタビューに応じ、選択的夫婦別姓制度導入の是非について今国会(6月22日まで)中に党内の意見を集約するのは難しいとの認識を示した。
片山氏は、制度導入に反対する自民党議員でつくる「婚姻前の氏の通称拡大・周知を促進する議員連盟」の中心メンバー。「党内のコンセンサスを作れればいいが、作れないのに無理やり何かの案に決めるということは良くない」と述べた。
自民党保守派の精神的支柱だった安倍晋三元首相(2022年死去)が生前、このテーマについて語っていたという「遺言」も振り返った。
インタビューは4月9日におこなった。主なやりとりは以下の通り。(佐藤裕介、坂田奈央)
◆参院選前に党内が割れるのは良くない
―自民党の「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム(WT)」(逢沢一郎座長)で2月以降、選択的夫婦別姓制度を議題としてきたが、議論は平行線のまま、ペースダウンしている。
「3月以降は他の問題で、それどころではなくなっている。『トランプ関税』もそうだが、当面の生活と事業、なりわいの維持だけでも大変な状況だ。そこに集中しても間に合うかどうかわからないという時に、これ(選択的夫婦別姓制度の導入)は急いでバタバタと、バナナの叩き売りのようにする問題とはほど遠い」
―7月には参院選がある。党内には「選挙前に妥協すべきではない」という声も。
「(自民党の)参院執行部には、党が割れるようなことはやめるべきだという考えは強い」
「何かの案にまとめるとき、一部の人が離反してしまうと『党が割れた』ということに...
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