4月期連ドラようやくスタート 延期、中断を乗り越え 回数削減など調整も

2020年7月4日 07時22分
 4月開始予定だったが、新型コロナウイルスの影響で止まってしまったテレビ各局の連続ドラマがここに来て続々放送再開、あるいはようやくスタートした。しかし、中断したドラマは当初より話数を削ったり、今なお再開の時期が見通せない作品もあり、まだまだ混乱が後を引いている。 (原田晋也)

「浦安鉄筋家族」より。佐藤二朗(右)と水野美紀(c)「浦安鉄筋家族」製作委員会

 「7月いっぱいでの終了を予定している。通常よりは若干少なくなるかもしれない」。テレビ朝日の西新(にしあらた)取締役は6月30日の定例会見で、同18日に約2カ月遅れでスタートした木村拓哉主演の「BG〜身辺警護人〜」(木曜午後9時)についてこう説明した。
 同局の連続ドラマは通常、8〜10回ほどだが、7月30日で終了となれば計7回。西取締役は「脚本を書いている途中にコロナ(の感染拡大)があったので、当然調整はあった」と脚本への影響を明かした。この後の放送日程については「作品にもよるが、8月アタマから次のドラマを始めるので、上期(9月まで)である程度調整がつくのではないか」と、影響は限定的との見通しを示した。
 4月スタート予定だった各局のドラマを見渡してみると、当初の予定通り放送されたのは収録が早めに進んでいた「行列の女神〜らーめん才遊記〜」(テレビ東京)など数作のみ。多くは放送時期の大幅な調整を強いられた。
 4月期の目玉として期待されていた大ヒット作の続編「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)は、“1クール延期”となり7月19日スタート。同5日と12日に前作の「特別総集編」を放送して盛り上げる。同枠では当初「ドラゴン桜2」(仮)を予定していたが、放送延期が決まった(日程は未定)。
 一方、2話まで放送した織田裕二主演の「SUITS/スーツ2」(フジテレビ系、月曜9時)は撮影再開したものの、放送再開日はいまだ発表されていない。後に控えた「監察医 朝顔2」は放送時期を「夏」としている。
 長引いた収録中止で、前代未聞の事態に陥った作品もある。千葉県浦安市に住む大沢木(おおさわぎ)家のドタバタ日常を描いた人気ギャグ漫画を原作にした「浦安鉄筋家族」(テレビ東京)は、撮影で使っていた主人公一家の家がロケ中断の間に取り壊されてしまった。
 もともと6月に解体される予定の家を借りて4月中に収録を終える予定だったが、撮影が再開できないまま予定通り解体されたという。出演者の水野美紀が「家、なくなりました。どうすんの!!!??」とツイッターでつぶやき、ネット上で話題となった。
 なんとか別の家を見つけて6月28日に撮影再開したが、一つの話の中に前の家でのシーンと新しい家でのシーンが混在してしまう回があるという。藤田絵里花プロデューサーは「一瞬不安にはなったが、よくよく考えると何でもありの原作なので『浦安鉄筋家族』っぽくていいじゃないかと笑い話になった。このドラマでないと乗り越えられない事態だった」と振り返った。放送再開時期は未定。

関連キーワード

PR情報

芸能の新着

記事一覧