ザブン!水陸両用バス 八ッ場ダム、今月末から観光運行

2020年7月4日 07時47分

勢いよくダムに入る水陸両用バス=長野原町で

 地方自治体のICT(情報通信技術)コンサルティングを手掛ける「ITbookホールディングス」(東京都)など五団体は三日、八月に開業予定の長野原町の地域振興施設「川原湯温泉あそびの基地NOA」で記者会見を開き、今月末から同町の八ッ場ダムで水陸両用バスの観光向け有人運行を開始すると発表した。運行は水陸両用の無人運転技術を開発するのが目的で、日本初の試みという。二〇二二年二〜三月に約一週間予定する実証実験に向けて開発する。(市川勘太郎)
 観光向けでは、当面は道の駅八ッ場ふるさと館が発着地となる。陸路で八ッ場ダムに向かい、乗客は降車しダムを見学する。再度乗車し、八ッ場あがつま湖に入水。水路で八ッ場ダム付近まで行き、道の駅に戻る。約八十分のコースで料金は大人三千五百円、中学生以下二千円の予定。
 開発には、長さ約一一・八メートル、幅約二・五メートル、乗車定員最大四十二人の水陸両用バスを使う。湖が凍結する冬季は有人運行せず、実証実験に向け自動運転に必要な機器を取り付ける。二一年春ごろから運行を再開し、技術開発を進める。
 五団体のうち残る四団体では、長野原町が水陸両用車と湖面管理をし、NPO法人日本水陸両用車協会が運行を手掛ける。埼玉工業大は湖に入る際や水上運行のための遠隔操作技術を開発する。遠隔操作に必要な通信技術は通信機器メーカーのエイビット(東京都)が支援する。
 本年度予算は約二・五億円で、約二億円を日本財団が支援し、その他はITbookが負担。同町の萩原睦男町長は「町の新たなイメージを発信していきたい」と期待を込めた。

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