都知事選 各候補、戦略も変化させつつラストスパート

2020年7月4日 10時52分
 東京都知事選は5日、投開票される。都政の担い手を決める17日間の舌戦も最終盤。各陣営はより効果的に支持を集めようと、それぞれ選挙戦略を変化させながら、最後のアピールに力を入れる。 (都知事選取材班)              

都知事選候補者の街頭演説を聞く有権者ら。各候補者の陣営は、有権者の反応などから選挙戦略を見直し、訴えもラストスパート=4日、東京都豊島区で(安江実撮影)

◆ポスター変身 山本太郎さん

 れいわ新選組代表の山本太郎さん(45)陣営は、「訴えをより分かりやすく」と、告示後に選挙ポスターを作り直した。「あなたはすでに頑張りすぎている」とのフレーズから、「たりないのは愛とカネだ」に変え、写真も演説中の山本さんの姿に差し替え。中盤以降、ボランティアらの手で一つ一つ張り替えた。多くの人の協力を得ることで、同時に士気の高揚も図った。


◆動画を活用 小池百合子さん

 新型コロナウイルス対策への対応などのため「公務最優先」の方針を掲げる現職の小池百合子さん(67)。最近は感染者数の急増を受けて、知事として緊急会見を開き、注意を呼び掛けている。ただ選挙戦略としては学生と意見交換する様子の動画を公開するなど、インターネットも十分に活用。陣営は「新しい選挙モデルを示しながら、最後まで戦い抜く」としている。


◆財源確保PR 宇都宮健児さん

 新型コロナに伴う休業補償の強化を訴える元日弁連会長、宇都宮健児さん(73)は終盤戦になって、街頭演説で財源確保策をPRし始めた。「不要不急の事業予算をコロナ対策に回す」と主張し、実現性への疑問の払拭を図る。「実行可能な政策であることを示したい」と陣営幹部。現職に公開質問状も送り、都の新型コロナ対策の問題点について追及を強めている。


◆街頭演説倍増 小野泰輔さん

 元熊本県副知事の小野泰輔さん(46)は、当初は1日6、7カ所だった街頭演説の回数を、後半戦から十数カ所に倍増させた。ほかの候補者と比べても格段に多い。「小池知事が選挙活動をしないので、テレビの選挙報道が激減した。候補者のアピールの場を増やしたい」と陣営。より街に出て1人でも多くの有権者の声を聞いており、演説の内容にも反映させている。


◆自粛反対貫く 立花孝志さん

 一方、立花孝志さん(52)の陣営は一貫して、街頭演説をネット配信しながら、新型コロナに伴う自粛反対を訴えるスタイル。「少数意見こそ、同調圧力に負けず大切にしなければ」と立花さん。2日夜にはJR中野駅前で一足早く「マイク納め」。「将来、支持がゆっくり伸びていく手応えを感じた」と振り返った。3日から北海道に滞在し、開票報道も道内から見守る。

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