台風19号で橋梁被害 JR水郡線 西金−袋田間の運転再開

2020年7月5日 07時54分

袋田駅で降りた乗客を出迎えるJRや県、大子町の職員ら=大子町で


 JR東日本は四日、昨年十月の台風19号で橋梁(きょうりょう)が流された影響で不通となっていた大子町の水郡線西金−袋田間の運転を再開した。袋田駅では運転再開を記念したイベントが開かれ、地元住民や利用客から喜びの声があがった。(水谷エリナ)
 午前十時半ごろ、到着した電車から下車した乗客約六十人を、県や町、JRの関係者や町立袋田小学校の児童らが出迎え、名産の奥久慈茶などをプレゼント。鉄道好きの常陸大宮市の会社員佐藤富男さん(47)は「西金から北に来るのは久しぶりで再開してうれしい。地元も元気づけられると思うので早く全線開通してほしい」と笑顔を見せた。
 駅前で酒屋を営む椎名光代さん(63)は「台風では駅周辺で浸水被害があり、今年は新型コロナウイルスの影響が続いたが、運転再開で明るい気持ちになれた。少しずつ活気が戻れば」と期待を寄せた。

◆きょうもイベント

 イベントは五日も開かれ、午前十時〜午後三時に記念品の贈呈(先着順)や袋田の滝などを巡る無料循環バスの運行がある。JR水戸駅でも午前十一時〜午後六時に町の特産品の販売などがある。
 水郡線は台風後、全線で運転を見合わせたが、昨年十一月一日には西金−常陸大子間を除く区間で運転を再開した。
 運休が続く袋田−常陸大子間も橋梁の復旧工事が進んでおり、来年夏に全線再開を予定している。袋田駅は代替輸送バスの発着スペースを確保できないため、JRは上小川−常陸大子間で引き続きバスを運行する。

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