富士眺望、海の幸でおもてなし 三島駅前に複合ビル開業

2020年7月5日 08時05分

木目調のデザインの客室からは、天候が良ければ富士山を望める

 飲食店などが入る商業施設とホテルからなる「東急三島駅前ビル」が六月三十日、JR三島駅南口で開業した。地元食材を生かした料理や富士山の景色などを売りに、将来的には外国人客へのアピールも目指す。(杉原雄介)
 ビルは高さ六十メートルの十四階建てで、延べ床面積は一万三千百平方メートル。市の事業公募に応じた東急(東京都渋谷区)が運営する。
 一〜二階の商業施設「ミトワみしま」には、沼津港直送の魚を使ったすしやウナギ料理が魅力の「京丸」や、地場産品や干物を販売する「ふじのくにさすよ」など五店が入る。二階には観光客向けのラウンジもあり、映像やガイド資料によって、柿田川公園(清水町)などの周辺観光地や地元飲食店を紹介する。

地元飲食店や観光情報を紹介するラウンジ=いずれも三島市一番町で

 三階以上には「富士山三島東急ホテル」の客室百九十五室を設けた。木目調のデザインが特徴的な室内からは、富士山や楽寿園などが望める。宿泊料金は、一室につき一泊二万四千円〜十万九千円。
 宿泊客向けの新型コロナウイルス対策として、浴場などの混雑具合を客室内のモニターで確認できる仕組みも導入。このほか、十三階で営業する炉端焼きレストラン「炉(ロー)」では県産食材や地酒が味わえ、宿泊客以外も利用できる。

14階建てのホテルと商業施設からなる東急三島駅前ビル

 開業一年間でミトワの来客三十万人、ホテルの稼働率六割を目指す。事業を統括する東急都市開発事業部の百々海大(どどみだい)課長は「三島は周辺観光地へのアクセスが良く、富士山エリアなので需要を生むポテンシャルが高い。コロナが終息したら海外にもアピールし、ホテルの稼働率を八割以上にしたい」と見通しを語った。
 三島市の豊岡武士市長も「にぎわい創出や交流人口増加が見込まれる。三島駅前の新たなシンボルとなってほしい」と地域活性への期待を寄せた。

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