小池氏が大差で再選「コロナから命、暮らし守る」 宇都宮氏、山本氏ら破る 東京都知事選

2020年7月5日 20時00分

東京都知事選で当選が確実となり、笑顔で花束を受け取る小池百合子さん(左)=5日、東京都新宿区で

 任期満了に伴う東京都知事選は5日、投開票され、自民、公明両党が実質支援する現職の小池百合子氏(67)が立憲民主、共産、社民党が支援する元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)らに大差をつけ再選した。小池氏は新型コロナウイルス感染症対策について「第2波にそなえる非常に重要な時期。医療機関と連携しながら命、暮らしを守っていく」と述べた。新型コロナの感染拡大が止まらない中、都民は引き続き現職のかじ取りを選んだ。
 小池氏は前回の291万票を上回る330万票超を獲得。同日夜、新宿区内の事務所で、インターネット動画生中継で有権者に「東京大改革を4年間進めてきたことが評価された」とあいさつ。選挙戦は、新型コロナウイルス対策で人が密集する状態を避けるためとして街頭演説は一切せず、最後まで従来の選挙運動とは一線を画した。
 報道各社の取材に、最近の都内の新型コロナ感染者増加を受けた外出自粛や休業要請については「全体の休業要請ではなく、効果的な方法を進めたい」と答えた。
 来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開催の是非には「まずは新型コロナ対策が最優先」とし、「多大な投資を生かすためにも、どのような形で進めるか、国と連携しながら開催できるよう進めたい」と述べた。さらに「この4年間は死活的に重要」と重責を担う意気込みを語った。
 都知事選には過去最多の22人が立候補。自民、公明両党は小池氏を実質支援し、立憲民主、国民民主党の有力支持組織・連合東京も小池氏を支持した。
 立民、共産、国民、社民の野党4党は統一候補擁立を目指したが不発。国民以外は宇都宮氏を支援し、党首級が応援するなどしたものの広がりを欠いた。れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)は出遅れもあって十分な浸透ができなかった。
 投票率は55・00%で前回の59・73%を4・73ポイント下回った。
 小池氏は兵庫県出身、カイロ大卒。自民党衆院議員時代に環境相、防衛相を務めた。16年都知事選で初当選。17年に都議選で地域政党都民ファーストの会を率いて都議会で一大勢力を獲得し、国政政党「希望の党」を設立し国政で影響力拡大を目指したが惨敗した。

PR情報

東京都知事選2020の新着

記事一覧