小池氏「コロナ禍で万歳しにくい」 控えめに喜び、感染防止に決意 

2020年7月5日 23時49分

東京都知事選で当選を決め、インタビューに答える小池百合子さん =5日、東京都新宿区で

 「喫緊の課題は新型コロナ対策。都民の健康と命と暮らしを守りたい。重責を感じている」
 小池百合子さん(67)は午後8時ちょうどにテレビ報道で「当選確実」と報じられると、すぐに東京都新宿区内の選挙事務所に姿を見せた。
 コロナ対策で「3密」を回避するため、一切街頭演説をしなかった選挙戦。この日も、一般の支持者を事務所に招くことはやめ、がらんとした部屋で、花束を手ににこやかな表情を浮かべた。
 一方で、「コロナ禍の真っただ中なので万歳しにくい」とも。有権者に当選を報告する動画をインターネットで流した後、支持者からの応援メッセージが書かれた付箋が一面に貼り付けられた壁を背に報道陣の取材に応じた。
 選挙戦終盤には都内の新規感染者数が連日100人を超えた。感染経路不明の人も増加傾向にあり、市中への拡大の兆しを見せている。
 小池さんは「医療体制が(病床数が逼迫ひっぱくした)3、4月のころとは異なっている。(軽症・無症状者をホテルに収容する)宿泊療養などの臨機応変な対応で、ここまでこぎ着けた」と強調。
 
 国に再び緊急事態宣言を求めるか問われ、「東京全体、国全体で宣言という形は難しいのではないか。(夜の繁華街への集団PCR検査や店の安全ステッカーといった)ピンポイントで絞っていくことが新しい日常のあり方と考える」と返した。
 第2波へ備えるために「都としての疾病対策予防センターを設立したい」とあらためて述べた。
 来年夏に延期になった東京五輪・パラリンピックについては「まずは感染症対策が最優先。費用を圧縮、簡素化し、都民に納得いただけるように進める必要がある」とした。
 コロナ禍の選挙戦で、街頭演説の代わりにインターネットを駆使したことについては、「街頭演説は一方的にしゃべっているだけだが、インスタグラムやツイッターで質問を受け、答えることで双方向になることを発見した」と自画自賛。
 都知事から国政への転向の可能性を聞かれると、「当選確実になったばかりであり、ふさわしい質問か疑問。しっかり都政を担いたい」とムッとした表情を見せた。(松尾博史、藤川大樹) 

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