<山崎まゆみのようこそ!バリアフリー温泉>オンラインツアー 介護旅行者から大反響

2020年7月7日 07時19分

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 旅行が難しくなっているため、オンラインツアーが話題になっていますが、バリアフリー旅行を考える皆さんにとって、これほど大反響を呼んでいるとは知りませんでした。
 介護施設に入居している高齢者の旅のコーディネートなど、バリアフリー旅行を得意とする東京トラベルパートナーズの栗原茂行社長は「高齢者はコロナへの感染も怖く、いま気軽に出かけられませんので、オンラインツアーを企画しました」
 手始めに六月十六日に「鎌倉長谷寺あじさい路」=写真<1>=オンラインツアーを実施。介護施設には百枚弱のチケットを無料発行、一般には一枚千円で販売すると五百枚近くが売れました。「施設では複数の方々がご覧いただいていましたので、トータルで千人ほどが視聴してくださったことになります」(栗原社長)=同<2>。

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 タレントのアキラ100%さんがリポーターとなり長谷寺を旅する様子が中継され、リアルタイムでコメントも付けられます。
 介護施設のスタッフが代理で「入居者様が『五十年前に長谷寺に行ったけどこんなに紫陽花(あじさい)は咲いていなかったわ〜。こっちの方がキレイ』と言って懐かしんでいます」や、「画質の良いオンラインツアーっていいな」など矢継ぎ早にコメントが付き、トータルで五百件以上の書き込みがありました=同<3>。

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 リポーターが「皆さんの代わりに参拝します」と手を合わせると、施設入居者も手を合わせて参拝していたそうです。まるで一緒に旅をしているかのよう。
 「終わった直後に、次回の実施日の問い合わせが殺到しましたので、次は沖縄や長野のツアーを計画しています」と栗原社長。
 「高齢者だけでなく、お寺巡りが趣味の妊婦の方からも『コロナで外出がしばらくできず、お寺にも行けていないので、生中継でお参りができて感動しました』という感想もいただきました」と手応えを感じたそうです。大手旅行会社から提携の話も来ているとか。
 バリアフリー旅行を楽しんでほしい私としては、いくつか感じたことがありました。
 もし車いすに乗った目線のカメラがあれば、より臨場感がわくのでは。その施設のバリアフリールートの解説もあれば、旅を計画する参考になるのでは。それがバリアフリー温泉の旅館内を詳細に見せてくれたら、旅のヒントになるのでは…。
 高齢者の旅の可能性をオンラインツアーで感じました。 (温泉エッセイスト)

◆データ

次回のオンラインツアーは8月2日竹富島、8月3日石垣島(いずれも沖縄県)、8月20日長野県・善光寺など。参加料は医療介護施設は無料、一般は1000円。問い合わせ先は東京トラベルパートナーズ株式会社 〒151 0053 東京都渋谷区代々木3−22−7 新宿文化クイントビル14階。電03(6275)2221 info@ttps.co.jp

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