新聞紙使うと処理楽に 段ボールトイレ

2020年7月8日 14時39分

<震災サバイバル 記者が体験>


(2012年3月29日東京新聞に掲載 )

完成した段ボールトイレ。身長98センチの3歳児も使ってみた。足は床に届かないが、ぐらつきはなかった

 トイレの確保は切実な課題だ。幼児もいるわが家は使用頻度が高い。簡易トイレも市販されているが、段ボールで自作する方法を、神奈川県平塚市の女性防災クラブ「平塚パワーズ」に教わった。
 段ボールは ①便座用 ②中に入れて排せつ物を受け止める小型の箱 ③すき間を埋めて頑丈にするパッキン用-。①は玉ネギ20キロ入りなどの箱が丈夫で使いやすい。②は2リットル入りペットボトル飲料が六本入る箱がぴったり。③は数箱用意し、サイズに合わせて切る。ほかにカッターナイフと、重ねて張れる粘着テープを準備する。
 詳しい作り方はイラスト参照。大まかに、①の側面を上下に向けて使い、上面を便座のふたに見立ててU字にカット。②の上部を開口して ①の中に横から入れ、③ですき間を埋める。全体に粘着テープを張り巡らし、水分や汚れの染み込みを防ぐコーティングをすれば完成だ。
 すき間を埋める際、段ボールのしま模様が縦向きになるように使うと頑丈だ。コーティングは“便座ふた”の周囲や裏面、内側も忘れずに。作り手の丁寧さにもよるが、約70分で仕上がった。
 使う際は大型のポリ袋(75リットル程度)を全体にかぶせて保護した上で、中型のポリ袋(45リットル程度)を中央の穴に重ね排せつ物を受け止め交換する。中に紙おむつや生理用ナプキン、裂いた新聞紙などを入れ、水分を吸収させると処理が楽だ。ペット用の砂を入れると防臭にも役立つ。
 完成品の重さは約3キロ。身長1メートル75、体重65キロの夫(36)が腰かけたが、きしみはなく「不安感は全くない」。98センチ、15キロの長男(3つ)も、はまったり転落する気配はなかった。
 中袋に紙おむつや裂いた新聞紙を入れて試すと、問題なくキャッチ。処理も簡単だった。ただ、30リットルのポリ袋を使ってみたら小さくてヒヤヒヤした。ゆとりのあるサイズがお勧めだ。 (杉戸祐子)

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