コロナの感染者なぜ増加? 政府「PCR増えた」、野党は批判「増えてない」

2020年7月9日 06時00分
 新型コロナウイルス感染者数の最近の増加傾向と、PCR検査数との因果関係を巡り、8日の衆院内閣委員会で論戦が行われた。政府は感染者数が増える要因として、東京都などでの検査数の増加を挙げるが、野党は、最近の全国のPCR検査数は1日ごとのばらつきが大きく、検査数と感染者数の増加は比例していないと反論。政府が感染の実態を正確に説明していないと批判した。 (大野暢子)
 「全国的に検査数は増えていない。検査数が増えたから感染者が分かってきたというのはうそではないか」
 立憲民主党の安住淳国対委員長は衆院内閣委に先立つ8日午前、記者団の前で語気を強めた。
 厚生労働省が野党に示した6月22日~7月6日の検査状況によれば、最近の1日当たりの検査数は1000人台から8000人台まで、増減の幅がある。7月以降は検査数が伸びているが、5日は約2600人で、東京都などで緊急事態宣言が解除された後の6月上旬ごろの検査数と変わらなかった。
 こうした傾向を踏まえ、衆院内閣委では感染者数が最も多い東京都内の状況について論戦が交わされた。野党共同会派の今井雅人氏(無所属)は「検査数が増えたから新規感染者が増えたという関連になっていない。なぜ、ここ10日間ぐらいで急増しているのかを正確に分析するべきだ」と指摘した。
 これに対し、西村康稔経済再生担当相は「4月上旬ごろは都内で数百件程度だった。最近は2000件程度行われ、検査数は大きく増えている。接待を伴う飲食業で無症状でも検査を受けてもらうことにより、陽性者の数が増えている面もある」と説明した。

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