千葉で22人感染 緊急事態宣言の解除後最多に<新型コロナ>

2020年7月9日 19時48分

多くの乗降客らが行き交う松戸駅


 県内で9日、新たに10~70代の男女22人の新型コロナウイルスの感染が確認された。1日当たりの感染者数20人以上は4月23日(24人)以来で緊急事態宣言解除後で最多。森田健作知事はこの日、新規感染者が224人に上った東京都に外出する県民に対して「都内の接待を伴う飲食店は控えてほしい」と呼び掛けた。(中谷秀樹、太田理英子)
 感染者の内訳は、千葉市が7人、市川市が4人、四街道市が2人。船橋、習志野、流山、印西、八街、鎌ケ谷の各市が1人で、居住地非公表が3人。このうち、都内に通勤・通学したり、私的理由で外出したりした「東京由来」は8人。鎌ケ谷市の20代女性はクラスター(集団感染)が発生した松戸市の「北原学院歯科衛生専門学校」の学生で、同校関連の感染者はこの日確認された都内の女子学生を加えて計14人となった。
 9日会見した森田知事は、東京の「夜の街」のホストクラブやキャバクラ店などに言及し、「経済の面を含めて全部というわけにはいかないので、少なくとも東京に出掛ける場合は(利用を)控えてください」と話した。
 利用の自粛を呼び掛ける根拠として、直近2週間の感染者の傾向について説明。「10~30代の若い人が約7割、都内と往来がある人が5割、三密がある場所で多人数の会食が4割といった特徴がみられ、接客を伴う飲食店の関係者の感染もある」と強調した。
 今回の呼び掛けは、より強い要請ができる新型コロナ特措法には基づいておらず、森田知事は「その一歩手前」と位置付けた。5月25日の緊急事態宣言解除に合わせて県が示した休業再要請の目安の一つは、直近1週間の1日当たりの平均感染者数が「10人以上」。今月7日から目安を超えているが、この日で12人となった。知事は「(業種や地域などを絞った)ピンポイントで強くお願いしていく」と述べ、再要請に慎重な姿勢を示した。
 千葉市の熊谷俊人市長も同日の会見で、県に対して「クラスターはいつ起きてもおかしくない。リスクの高い業種への休業要請や支援も選択肢に入れ、早めの対策をしてほしい」と求めた。

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