トンネル壁面画楽しんで 手賀大橋たもと、我孫子の市鳥オオバン描く

2020年7月10日 07時35分

手賀大橋たもとの橋脚に描かれたトンネルの壁面アートと作者の山口さん=我孫子市で

 手賀沼の岸辺を巡る我孫子市側の遊歩道と、手賀大橋たもとの交差点にある橋脚内を通るトンネルで、側壁をキャンバスに見立てた「壁面アート」が、今月から楽しめるようになった。市制施行50周年を記念し、美術イベントを長年手掛けている市民団体「我孫子手づくり散歩市」(太田安則代表)が若手画家に制作を依頼した。
 長さ25メートル、高さ3メートルのトンネルに向かって足を踏み出すと、内側の両側壁いっぱいを彩った大きな絵が、視界に飛び込んでくる。両面とも、主役は市の鳥オオバン。一方の面には空を羽ばたく姿、もう一面には、水辺を進む手こぎ舟からやや離れて、陸を歩む群れが、アクリル絵の具で描かれている。
 「コロナ禍などで、先が見えにくい時代。羽ばたく姿には、未来を切り開く願いを込め、もう一方の面では歩いている文化人や手賀沼といった我孫子らしさを打ち出した」。こう説明するのは、6月26日から5日間をかけ、壁面アートを完成させた長野市在住の画家で「OZ−尾頭」の雅号を持つ山口佳祐(けいすけ)さん(33)だ。
 山口さんは2009年から6年間、あびこ国際我孫子野外美術展に出品するなど、我孫子と縁があり、手づくり散歩市が、昨年主催したコンペに参加した。山口さんを含む3人から、六つの提案があり、今回の作品案が採用された。
 壁面アートには両側面とも、端から端まで風をイメージしたラインが走っている。山口さんは「遊歩道なので、立ち止まってより、移動しながら見る人が多いことを意識した。日常の風景として楽しんでほしい」と話す。 (堀場達)

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