中村壱太郎・尾上右近ら ART歌舞伎に挑む 異分野のアーティストとコラボ

2020年7月10日 07時46分

「映像にすることで舞台がより効果的に見えるように考えました」と話す中村壱太郎(右)と尾上右近

 若手の歌舞伎俳優中村壱太郎(かずたろう)が企画、尾上右近らと新たに「ART歌舞伎」創作に挑み、十二日夜に舞台映像をインターネットで有料配信する。
 国内外で活躍するヘアメークアーティスト、スタイリスト、花や植物を使うクリエーターらとのコラボレーションで、斬新な装いの“アート”な舞台を目指す。
 脚本も手掛けた壱太郎は「新型コロナの影響で歌舞伎公演ができない中、別の分野の方々とのコラボで発想が湧き、新たな舞台をイメージしました」と話す。
 前半は神を敬い、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る舞踊などを繰り広げる。後半は「花のこゝろ」と題した創作舞踊。戦乱により荒廃する世を舞台に、遊女(壱太郎)と、死んだ息子に似た若武者(右近)の出会い、そして“美しき世界”を描く。壱太郎らは、共演する琵琶奏者の友吉鶴心(ともよしかくしん)と話し、歌謡集「梁塵秘抄(りょうじんひしょう)」や「閑吟集(かんぎんしゅう)」にも触発されたという。
 右近は「女性が出られないから(代わりに)男で、といった制限がある中で発展を続けてきたのが歌舞伎。みんなで見たことのない新しいものを生み出せたら」と話している。
 配信は、イープラスの「Streaming+(ストリーミングプラス)」などで。

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