コロナ禍、受診控え「症状悪化」 県保険医協会調査182医療機関が懸念「まず主治医に相談を」

2020年7月10日 07時47分
 新型コロナウイルスの影響により、県内の医療機関で外来患者が減少し、それに伴って症状が悪化した事例が増えていることが、県内の医師と歯科医師約二千百人が加入する県保険医協会(土浦市)の調査で分かった。
 調査は六月二十二日〜二十六日に実施。会員の千六百四十二医療機関(医科診療所、歯科診療所、病院)にファクスで調査用紙を送り、四百六十件の回答を得た。回答率は28%。
 外来受診が減ったとの回答は四百三十二件(92・0%)。理由は医科、歯科、病院とも「(新型コロナへの)感染リスクを恐れ患者が受診を手控えた」が最多で、二番目は「長期処方により受診間隔をのばした」(医科、病院)や「感染対策のため外来受け入れを制限」(歯科)だった。
 外来受診が減った四百三十二医療機関のうち、その後の患者の来院で症状悪化が確認されたケースや、その後も来院がなく症状悪化が懸念されるケースがあると回答したのは百八十二件(42・2%)。悪化した症状は、医科では糖尿病や高血圧症が、歯科では歯周病や根尖性(こんせんせい)歯周炎(歯の根の炎症)が多かった。
 協会は「受診控えが続けば、症状悪化事例は今後も増加することが想定される」と指摘。「自己判断で受診を手控えることで、慢性疾患の症状悪化や免疫力低下により、新型コロナなどのウイルスに対抗できない状態になることがある。まずは主治医に相談を」と呼び掛けている。(宮尾幹成)

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