ソウル市長の遺体を山中で発見 遺書に「すべての人に申し訳ない」 元秘書からセクハラで告訴

2020年7月10日 10時49分

新型コロナウイルスの対応を巡り、ソウル市で記者会見する朴元淳市長=5月、ソウル市提供、聯合・共同

 【ソウル=相坂穣】9日から行方不明になっていた韓国ソウル市の朴元淳(パク・ウォンスン)市長(64)が10日午前零時ごろ、市北部の山中で遺体で見つかった。ソウル大病院で死因を調べているが、9日夕に警察に通報した朴氏の娘が「遺言のような言葉を残して父が家を出た」と話しており、自殺の可能性がある。
 ソウル市は10日、朴氏が市長公邸の書斎に残したとする遺書を公開。「全ての人に申し訳ない。人生を共にした人らに感謝する。家族にすまない」などと記してあったという。
 朴氏の携帯電話の電波が最後に確認された大統領府北側の北岳山(プガクサン)一帯で、警察や消防など700人以上が捜索を行い、約7時間後に遺体を発見した。
 朴氏は9日午前、同市鍾路区にある公邸を1人で外出。市によると、朴氏はこの日体調不良を理由に登庁せず、日程をキャンセルしていた。聯合ニュースによると、朴氏は市長室の元秘書からセクハラ容疑で告訴されていたという。
 朴氏は、慰安婦問題などに取り組む人権派弁護士出身で、2011年の市長選で初当選し、現在3期目。革新系与党「共に民主党」所属で、次期大統領候補として名前が挙がっていた。

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