河井前法相、亀井静香氏の元秘書に300万円配布か

2020年7月11日 06時00分

河井克行被告

 昨年7月の参院選を巡る買収事件で、公選法違反の罪で起訴された前法相の河井克行被告(57)=自民を離党、衆院広島3区=が、亀井静香元金融担当相の元秘書に300万円を渡した疑いがあることが、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部が起訴内容とした配布先の100人に含まれていた。1人で受け取ったとされる額としては最多。
 克行前法相は8日、妻で参院議員の案里被告(46)=同、広島選挙区=が参院選への初出馬を表明した昨年3月から8月にかけ、票の取りまとめを依頼する趣旨で、広島県内の地方議員や陣営関係者ら100人に、計約2900万円を渡したとして起訴された。
 関係者によると、克行前法相は5月末、広島市内の自身の事務所で、広島を地盤としていた亀井氏の秘書だった男性に100万円を提供。参院選の公示日前日の7月3日には、市内のホテルで200万円を渡したとされる。
 陣営に引き入れるため、支度金として支払ったとみられる。陣営関係者は本紙の取材に「元秘書は陣営に入っていなかった」と証言しており、実際には協力を得られなかった可能性がある。
 克行前法相、案里議員ともに起訴内容を否認。それぞれの弁護人は起訴後、東京地裁に保釈を請求している。

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