公立高入試 中3内容3割削減 県教委、全5教科の除外範囲発表

2020年7月11日 07時35分

 来年二月二十六日に行われる公立高校入試について、県教育委員会は十日、新型コロナウイルスによる長期休校を考慮して出題範囲から除く内容を発表した。国語、社会、数学、理科、英語(リスニングテスト含む)の全五教科とも、三年生で学ぶ範囲について、それぞれ三割程度減らす。
 範囲から除外したのは、国語では中学三年で学ぶ漢字の読み書き、社会では学年の後半に学ぶ公民分野の一部など。三平方の定理(数学)、関係代名詞の用法の一部(英語)など、これまで入試に頻繁に出題されてきた項目も除外される。
 県教委は、臨時休校や六月中の分散登校期間で授業時間の三割が失われたと判断。出題範囲も同程度、縮小することにした。学習内容は年度内に終える予定だが、定着期間が必要と考慮した。範囲の縮小は現行の入試制度になった二〇一二年度以降では初めてという。私立高校にも情報提供するが、範囲を縮小するかは各校の判断になる。
 高校教育指導課の鎌田勝之教育指導幹は「異例の事態があったが、日々の授業を大切にし、最後まであきらめないという気持ちを持って受験してもらいたい」と述べた。(飯田樹与)

◆出題範囲から除外する内容

国語 3年生で学習する慣用句・四字熟語などに関する知識と漢字の読み書き
社会 公民分野の「私たちと経済」「私たちと国際社会の諸問題」
数学 相似な図形のうち、日常生活で相似な図形の性質を利用する場面
   円周角と中心角、三平方の定理、標本調査
理科 第1分野「科学技術と人間」
   第2分野「地球と宇宙」「自然と人間」
英語 関係代名詞のうち主格のthat,which,whoと目的格のthat,whichの制限的用法(接触節も出題しない)
   主語+動詞+whatなどで始まる節(間接疑問文) ※ただし、教科書で扱う語彙(ごい)はすべて出題範囲

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