トランプ氏、盟友への禁固刑を免除 ロシア疑惑、身内をかばう異例介入

2020年7月12日 06時00分

ロジャー・ストーン元被告=ロイター・共同

 【ワシントン=金杉貴雄】トランプ米大統領は10日、2016年大統領選のロシア疑惑に関連し禁錮3年4月の実刑が確定していた長年の盟友ロジャー・ストーン元被告(67)の刑を免除すると明らかにした。トランプ政権は大統領補佐官を務めたフリン元被告の起訴も5月に取り下げており、身内を守る異例の介入に批判が出ている。
 ホワイトハウスは10日の声明で「ストーン氏は存在すべきではない事件で告訴された」と捜査や裁判を批判。不当な逮捕や裁判などで既に被害を受けたため減刑するとし、「彼は今や自由の身だ」と強調した。
 民主党のシフ下院情報特別委員長は「トランプ氏は自分の友人とその他の人で、異なる司法制度が米国に存在することを明らかにした」と非難した。
 ストーン氏は16年の大統領選でトランプ陣営とロシアが共謀した疑惑を巡り、議会にうその証言をしたなどとしてモラー特別検察官に起訴され、2月に実刑判決を受けた。14日から収監される直前だった。
 トランプ氏はストーン氏に対する求刑を「重すぎる」とツイッターで批判し、連邦検事が抗議のため辞任する事態も起きていた。ストーン氏はトランプ氏の30年以上にわたる盟友で、16年の大統領選でトランプ氏の顧問を務めた。

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