香港民主派予備選、半日遅れる 警察が世論調査機関を家宅捜索

2020年7月12日 06時00分

香港立法会(議会)の民主派予備選で投票所の外にできた有権者の列=11日(ゲッティ=共同)

 【上海=白山泉】香港の立法会(議会)選挙の民主派による予備選挙が11日始まった。ただ、予備選の投票システムを手掛ける独立系世論調査機関の香港民意研究所が10日夜に香港警察による家宅捜索を受けており、香港国家安全維持法(国安法)を背景に民主派への圧力が強まっている。
 香港警察の説明によると、同研究所のパソコンがサイバー攻撃を受け、調査に使った警察官のリストなどが流出した可能性があると通報を受けたため捜索したという。
 家宅捜索の影響で、11日の投票は予定より半日遅れた。予備選を準備してきた元立法会議員の区諾軒氏は「(捜索は)予備選と関係あるだろう。威嚇効果を狙ったのかもしれない」とのコメントを発表。出馬した区議会議員は「投票人数に影響するかもしれない」と懸念を示した。
 予備選は9月に行われる立法会選挙で民主派候補の共倒れを防ぎ、議席の過半数を目指すのが狙いで、民主活動家の黄之鋒氏ら約50人が候補者に名を連ねている。12日まで行われ13日に結果を発表する予定。

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