<新型コロナ>千葉市の自主夜間中学 笑顔の再開 外国人「始まってうれしい」

2020年7月12日 07時17分

マスクやフェースシールドを身に着けて勉強する学習者とスタッフ=千葉市美浜区の高洲コミュニティセンターで

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休止していた「ちば自主夜間中学」(千葉市美浜区)が今月、四カ月ぶりに活動を再開した。九日も不登校の子どもや外国人が次々と「教室」に顔を見せ、マスクをして、フェースシールドごしに教材と向き合った。
 ちば自主夜中は二〇一八年十月、市内の任意団体「ちば夜間中学をつくる会」が設立、同区の高洲コミュニティセンターの一室で開校した。教員経験者らがボランティアで講師を務め、不登校の経験者ら六十二人が学習者として登録している。月二回だった開校日を今年一月に週一回に増やしたが、新型コロナの影響で二月末から休止を余儀なくされた。
 今月二日に再開すると、早速、学習者十人が登校、スタッフとの再会や久々の勉強機会を喜んだという。
 来日して二年半のベトナム人会社員レ・クアン・ダットさん(26)は、昨年末から毎週のようにちば自主夜中に通っていたという。「ずっと日本語で話せず寂しかった。また始まってうれしい」と笑顔を見せた。今年の年末に日本語能力試験を控えており、九日はスタッフと一緒に問題集に取り組んでいた。
 つくる会の竹内悦子代表(74)は「どれぐらい来てくれるか不安だったが、これだけ待たれていたのかと実感した」と話す。
 ただ、東京都内のみならず、首都圏でも新型コロナの感染者が再び増える傾向にある。「第二波」に備え、オンライン学習も模索するが「全員がパソコンなどを使える環境にあるわけではない。一人一人学びたいことや能力も違うので、課題は多い」と頭を悩ませる。基礎的な日本語学習が必要な外国人に向けて、手作りのテキストの配布も開始した。 (太田理英子)

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