<コロナと生きる@いばらき>県内感染者200人突破 34人中、18人が20代

2020年7月14日 07時48分
 県内で確認された新型コロナウイルスの感染者が十三日、二百人を突破した。県はこの日、石岡市の二十代飲食店従業員男性ら男女三人が感染したと発表し、県内の感染者は計二百二人になった。三月中旬から五月初頭の「第一波」収束後、四十六日ぶりに感染が明らかになった六月二十日以降の感染者三十四人のうち十八人が二十代。感染源が、東京やその隣接県に由来するとみられる事例が約半数に上る。 (鈴木学、水谷エリナ)
 県が十三日に発表した感染者三人は、石岡市の二十代飲食店従業員男性のほか、稲敷市の二十代のアルバイト女性、中央保健所(水戸市)管内の三十代の無職男性。いずれも症状は軽い。
 石岡市の男性は六月末〜七月上旬に、友人に会うためなどで埼玉県や千葉県を訪れていた。稲敷市の女性も六月末以降、食事などで東京都や千葉県を複数回、訪れている。
 二人が訪問した時期から、そこから感染した可能性がある。
 十二日には、牛久市の三十代自営業男性、筑西保健所(筑西市)管内の二十代自営業男性、栃木県の十代女子中学生の三人が感染したと発表した。いずれも症状は軽い。
 二十代男性は都内に勤務し、仕事仲間が陽性と判明したため、都から濃厚接触者として十日に県に情報提供があった。発熱などの症状があったため、十一日に医療機関を受診し、翌日に感染が分かった。入院している。
 また、県は十二、十三の両日で、計三人が退院したと発表した。感染者二百二人のうち、入院などの療養中が二十一人、退院などが百六十五人、死亡が十人、その他が六人となっている。
 六月二十日から七月十三日までの感染者三十四人を年代別でみると、二十代が最も多い十八人で半数以上を占める。続いて四十代が六人、三十代が五人、五十代が三人、十代と九十代がともに一人となっている。
 県疾病対策課の説明では、三十四人のうち、東京で感染したことが疑われる事例は十三人。東京の隣接県も含めると半数ほどになるとしている。
 現在の患者は若者中心で軽症者が多いが、第一波で経験したように基礎疾患がある人や高齢者らが感染すると、重症化するリスクがあるとして注意を呼びかける。
 課の柴田隆之課長は「家族に感染した例もある。東京への不要不急の移動はくれぐれも慎重にしてほしいし、新しい生活様式を十分意識した生活を心掛けてほしい」と話している。

◆3〜5月 目立った60代以上 施設などでクラスター

 20〜30代の若年層の感染者が目立つ現在の状況に対して、第1波では若年層とともに、60代以上の高齢者の感染も多くみられた。
 この時は、取手市の総合病院やつくば市の介護老人保健施設でクラスター(感染者集団)が発生しており、高齢の患者や入所者に感染が広がったことが影響している。
 第1波では、3月17日〜5月5日に168人が感染。年代別で多かったのは20代(33人)、30代と40代(各26人)だが、60代(16人)、70代と80代(各15人)、90代(9人)も少なくない。
 重症化や死亡のリスクが高いのは圧倒的に高齢者で、第1波の感染者のうち亡くなった10人は、90代が2人、80代と70代が各3人だった。
 高齢者の利用が多い医療機関や福祉施設でクラスター化をいかに防ぐかが、「第2波」から県民の命を守るカギとなる。 (宮尾幹成)

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