電通関係者と海外で会食の前田長官は留任 中小企業庁

2020年7月15日 06時00分
留任した経産省中小企業庁の前田泰宏長官

留任した経産省中小企業庁の前田泰宏長官

 経済産業省が14日発表した人事では、中小企業庁の前田泰宏長官(56)が留任した。前田氏は国の持続化給付金事業の実質的な責任者。事業の委託先選定や審査内容の情報開示が足りないと野党などから批判が続く中、引き続き実務の指揮に当たる。
 前田氏は2017年、米国で開かれたビジネスイベントを公務で訪れた際、会場近くのアパートを「前田ハウス」と称して連日パーティーを開催。この場には、当時電通の社員だった平川健司氏も同席した。電通は、今回の給付事業を受託した一般社団法人サービスデザイン推進協議会の設立に関与。平川氏は同協議会の理事も務めており、野党は国会で経産省と電通の蜜月関係を追及している。
 梶山弘志経産相は14日の会見で、前田氏らを留任させた理由について「新型コロナで疲弊する産業や中小企業への対応は今が正念場」と説明した。(石川智規)

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