土用の丑は「馬茄(うな)丼」! 吉原の馬肉料理店が開発

2020年7月15日 07時30分

「桜なべ中江」の店内で、馬茄丼を手にする中江白志店主=台東区で

 浅草寺の北側、かつて遊郭があった吉原地区(台東区)にある老舗の馬肉料理専門店「桜なべ中江」(日本堤一)が、土用の丑(うし)の日に食べる鰻(うな)丼ならぬ「馬茄(うな)丼」を開発した。馬肉とナス(茄子(なす))を使った弁当で、四代目の中江白志(しろし)店主(57)は「馬肉を食べると免疫力がアップする。ウィズコロナ時代の新しいうな丼」とPRしている。 (井上幸一)
 馬茄丼は、ご飯の上に焼いた馬肉(桜肉)をのせ、その上に、ナスのかば焼きをかぶせる。創業百十五年を誇る店秘伝の割り下で味付けし、香り高い高知県産の仁淀川山椒(さんしょう)で、その味を引き立てる。
 新型コロナウイルスの影響で、店は三月から五月の連休まで休業。連休明けにテークアウトを始め、六月から店内営業を再開した。テークアウトは継続し、夏メニューとして七月から馬茄丼の販売を始めた。
 中江さんによると、食べ慣れない馬肉に抵抗がある人向けにと、夏野菜のナスを組み合わせた。馬肉から出たうま味が香ばしく焼いたナスに染み込み、独特の味わいを生み出すという。馬と、ナスの頭文字をとると「うな」になる偶然に気付き、馬茄丼と命名した。
 「馬肉はスタミナ源で、低カロリー。免疫力アップにつながるアミノ酸を約二十種類含んでおり、コロナに対する抵抗力を強められるのではないか」と、中江さん。土用の丑(今年は七月二十一日)にうなぎを食べるよう発案したとされる江戸時代の発明家、平賀源内(一七二八〜七九年)の墓も同じ奥浅草エリアにある。墓参した中江さんは、「近所に眠っておられる源内先生にご縁を感じる。『頑張れよ』と言ってくれているような気がした」と、新しい夏の名物となるよう情報発信に力を入れていく。
 馬茄丼は千四百八十円(税別)で、八月中まで販売。ガパオライスなど、馬肉のテークアウトメニューはほかにもある。月曜定休。注文は受取希望時間の一時間前に、店のウェブサイトか、電03(3872)5398=へ。

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