三笠ターミナル 横須賀、きょうオープン 猿島と第二海堡 航路の拠点

2020年7月15日 07時36分

三笠桟橋(右手前)の向かいに完成した「三笠ターミナル」

 かつて東京湾の海防拠点として整備され、観光に活用されている猿島(横須賀市)と第二海堡(かいほう)(千葉県富津市)に渡る船便の拠点「三笠ターミナル」が横須賀市小川町の沿岸部に建設され、十五日にオープンする。建物内には猿島航路のチケット売り場や猿島を解説するビジターセンターのほか、市の観光案内所も設置され、観光客の市内回遊を促進する。 (村松権主麿)
 三笠ターミナルは、一日七往復の猿島航路と、団体旅行に組み込まれた第二海堡上陸見学ツアーが発着する「三笠桟橋」の向かいに、運航会社の「トライアングル」が建設。近くには岸壁で固定展示されている記念艦「三笠」がある。
 鉄骨造りの四階建てで、敷地面積約四百平方メートル、延べ床面積約八百八十平方メートル。一階には猿島航路の利用者のための待合所や、土産物ショップ、カフェが入り、観光案内所は三台のモニターを備える。

3台のモニターを備えた1階の観光案内所=いずれも横須賀市で

 二階の「猿島ビジターセンター」は、江戸時代後期以降、三度にわたり砲台が築かれた島の歴史や史跡、楽しみ方を映像や写真を使って解説。明治〜大正期に造られた三つの海上要塞(ようさい)の一つ「第二海堡」についての展示もある。三階には、猿島と第二海堡への船便のほか、汐入ターミナル発着の「軍港めぐり航路」も運航するトライアングル本社が入る。敷地内にはタクシー乗り場もあり、記者会見で同社の鈴木隆裕社長は「猿島の魅力発信と市内回遊の拠点として、伝え方も工夫したい」と話した。
 上地克明市長は「猿島を訪れる人たちに、まだ知られていない横須賀の魅力を伝え、周遊と再訪につなげたい」と述べた。
 猿島航路の乗船料は大人千四百円、猿島公園入園料は同二百円など。問い合わせはトライアングル=電046(825)7144=へ。

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