バンクシー本人?がロンドン地下鉄に登場 動画でマスク着用と不屈の精神を表現

2020年7月15日 13時50分

新型コロナウイルスをテーマに、ロンドンの地下鉄車両内にスプレーで書かれたバンクシーの新作=英PA通信・共同

 【ロンドン=沢田千秋】英国出身とされる正体不明の芸術家バンクシーが14日、ロンドンの地下鉄内で作品を描く動画を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿した。マスク着用の奨励と新型コロナウイルスと闘う不屈の精神をテーマに表現。バンクシー本人とみられる姿が公になるのも極めて異例だ。
 1分間の動画では、ゴーグルとマスクを着け、列車消毒の作業員にふんした人物が登場。地下鉄に乗り込み、ステンシルやスプレーを使って、マスクをパラシュートにして遊んだり、マスクなしでくしゃみをして飛沫ひまつを飛ばすネズミを次々と描いた。
 動画のタイトルは「マスクがないなら、乗らない」。公共交通機関でのマスク着用を呼び掛けるメッセージとみられる。さらに、動画内でバンクシーとみられる人物が車内に大きく「BANKSY」と描いた後、列車が駅に到着。扉の開閉の際「ロックダウン(封鎖)されても、再び起き上がる」との文字が浮かんだ。
 英BBC放送によると、ロンドン交通局は「人々にマスク着用を呼び掛けてくれた気持ちには感謝する」としながら、厳格な落書き対処方針に従って、これらの作品を数日前に消去。「バンクシーには適切な場所で、彼のメッセージの新バージョンを描く機会を提供したい」としている。

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