「タッチレス」で改札ス~イスイ JR東が実証実験、顔認証タイプも

2020年7月15日 13時50分

JR東日本などの先端技術の紹介イベントで公開された、「顔認証」の改札機=14日、東京都港区で

 JR東日本は14日、ICカードを触れたり、切符を投入したりする必要がない「タッチレス」改札を一般客に体験してもらう実証実験を始めた。3月開業の山手線高輪ゲートウェイ駅前で9月まで開催する先端技術の紹介イベントに登場した。
 JR東は、スマートフォンの専用アプリを活用する改札機「タッチレスゲート」への切り替えを2~3年後に始めたい考え。将来はタッチを不要にするだけでなく、切符や改札機をなくし、列車に乗り降りできる仕組みを構想しており、利用者の意見を集め、準備を加速させる。
 JR東によると、タッチレスゲートが設置された改札では、天井のアンテナから床面に向けて「ミリ波」と呼ばれる電磁波を照射。高速でスマホとデータをやりとりし、ゲートを開く。荷物やベビーカーで手がふさがっていても、改札付近で立ち止まらずに済むのが強みだ。
 実験用の端末を持ってゲートに立つと「ピピッ」と音が鳴り、青の「○」が表示された。端末がないと「ピンポン」という警告音で、赤の「×」になった。東京都小金井市の会社員高田慎一郎さん(36)は「ベビーカーに子どもを乗せていると、身を乗り出してタッチする必要があったが、新しい改札は便利だ。早く普及してほしい」と期待した。
 イベントでは「顔認証」の改札機も実験。利用者の顔が、事前に専用端末で登録した顔と一致すれば、通過できる。体験した東京都港区の小学一年今津仁之介君(6つ)は「なんで機械が顔を覚えているのか不思議だった。通れて楽しかった」と話した。
 イベントは2日前までの事前予約制で9月6日まで毎日開催している。

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