日銀、大規模金融緩和策を維持 コロナ対策の仕組み整える

2020年7月15日 13時50分
 日銀は15日の金融政策決定会合で、新型コロナウイルス感染症対策で導入した企業の資金繰り支援策や大規模な金融緩和など現行政策の維持を決めた。日銀は3月以降、相次ぎコロナ対策を打ち出しており、中央銀行として当面必要な仕組みは整えたと判断した。(森本智之)
 会合後に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、現状の景気判断を「きわめて厳しい状態にある」とし、6月の判断を維持した。景気の先行きは、今年後半から改善していくとの見通しを維持した半面、感染症への警戒感から個人消費や企業活動が抑制的な状態が続くと指摘。「回復ペースは緩やかなものにとどまる」と厳しい認識を示した。物価についても当面は「マイナスで推移する」とした。
 2020年度の実質成長率はマイナス4.5%~マイナス5.7%(4月時はマイナス3.0%~マイナス5.0%)と見通した。
 日銀は金利ゼロで金融機関にお金を貸し、企業に融資する際の原資に充ててもらう仕組みを整えてきた。融資の実績に応じて金融機関に利息を払う特典も与え、融資の上積みを促している。大企業が資金調達のために発行する社債などの購入枠も20兆円に増やしている。

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