「両党解散」を立憲民主が国民民主に提案 衆院選にらみ<Q&A>

2020年7月17日 10時18分
 立憲民主党は国民民主党に、両党が解散し新党をつくる「新設合併方式」の合流を提案しました。両党は昨年末から今年初めにも合流を協議しましたが、結論を見送りました。次期衆院選をにらみ、合流協議を急ぐための新提案です。 (大野暢子)
 Q これまでの提案とはどこが違うのですか。
 A 立民は昨年からの協議で、国民が解散し立民に合流する「存続合併方式」を提案しました。2016年に民主党と維新の党が合併して民進党となった際も、規模が小さい維新が解散しました。両党の解散は手続きが膨大で合流に時間がかかりますが、立民は旧提案を取り下げました。
 Q なぜですか。
 A より対等な形の合流を望む国民に譲歩しなければ、協議が進まないと判断したからです。立民の枝野幸男代表は16日の記者会見で「志をともにする全議員が排除されることなく、過去の経緯を乗り越えて参加できる環境が必要だ」と訴えました。
 Q なぜ、このタイミングなのですか。
 A 次期衆院選が近いとの観測がある中、野党が一枚岩となって与党と戦う体制づくりを急ぐためです。今月の東京都知事選では、野党が候補を1本化できず、立民などが支援した候補は惨敗。枝野氏は野党第1党の党首としての求心力を低下させたと指摘されました。再び野党結集を主導し、批判を打ち消す狙いもありそうです。
 Q 提案では、党名は立憲民主党のままです。
 A 枝野氏のこだわりのためですが、あくまで立憲民主党という名の新党という位置付けです。
 Q 合流できますか。
 A 国民の玉木雄1郎代表は16日、提案を評価する一方、話し合いによる党名決定と、消費税減税などの政策一致後の合流を呼び掛けました。枝野氏は合流後に政策を議論する立場で、両氏の考えにはなお隔たりがあります。

記者会見する立憲民主党の枝野代表=16日、国会で


関連キーワード

PR情報