ライチョウひな4羽 母鳥の抱卵でふ化 那須どうぶつ王国で初

2020年7月18日 07時38分

腹の下でひなの体を温める母鳥=那須町で(いずれも那須どうぶつ王国提供)

 那須どうぶつ王国(那須町)は、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウのひな4羽が、巣で母鳥が卵を温める自然繁殖で誕生したと発表した。抱卵によるふ化は同園では初めて。佐藤哲也園長は「野生復帰のための第一歩」と誕生を喜んだ。(小川直人)
 同園によると、同園で生まれた雌(二歳)と上野動物園(東京)から三月に受け入れた雄(三歳)のつがいの卵で、今月十五日と十六日にふ化した。
 卵は六月二日〜同十九日に計九個生まれた。うち三個は殻が破れるなどした。四羽が抱卵で、二羽はふ卵器などで、それぞれふ化した。
 ひなが母鳥をまねるようにエサをついばんでいるほか、母鳥が鳴いてひなを呼び寄せて、腹の下で体を温める様子も確認できるという。
 別の雌(三歳)の卵と、上野動物園から運ばれた受精卵も、ふ化に成功している。
 ライチョウのひなはふ化後、二週間ほどは体調を崩しやすく、慎重に飼育、観察を続けるという。
 佐藤園長は「母鳥は野生と同じような行動をしている。このままうまく育ててくれれば」と期待していた。

ふ卵器で生まれ、元気に動き回るひな

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