三島駅東街区「再開発事業、見直して」 市民ら意見交換

2020年7月18日 07時44分

再開発事業の問題点を話し合う勉強会=三島商工会議所で

 三島市が進めるJR三島駅南口東街区再開発事業の問題点について、意見を交わす勉強会が十六日夜、同市一番町の三島商工会議所であった。オンラインも活用して市民ら約八十人が参加し、「新型コロナウイルス対策を最優先にして、事業を考え直してほしい」などと訴えた。
 事業では一・三ヘクタールの敷地に、高さ約九十メートルの高層マンションやホテル、広域健康医療拠点などを整備する予定で、二〇二五年の完成を目指す。事業費二百十一億円のうち市の負担は五十六億円で、残りは国や県の補助金、民間事業者の負担でまかなうとしている。
 勉強会は、市内の環境保全に取り組むNPO法人「グラウンドワーク三島」などが主催した。渡辺豊博専務理事は「財政調整基金が枯渇する中、五十六億円の負担は巨額。回収できる根拠も希薄だ」と財政面から事業を批判。コロナの感染拡大が続く状況も踏まえ「人と経済、機能が集中する『密』の政策から、人命や安全、環境重視に移行すべきだ」と考えを述べた。
 参加者からは「コロナ禍で開発が進められる状況にないことを市民に広く訴えたい」「三島の問題を解決する再開発ビジョンを示してほしい」などの声が上がった。 (杉原雄介)

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