<新型コロナ>熱海でクラスター、計6人感染 県内初 カラオケ飲食店名公表 

2020年7月18日 07時44分
 県は十七日、熱海市のカラオケができる飲食店を利用した同市と伊豆市のいずれも六十代男性二人と、島田市在住の一人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は、延べ百二人になった。同店を利用した感染者は計六人となり、県で初めての集団感染(クラスター)となった。 (牧野新)
 県は、飲食店を熱海市田原本町のカラオケスナック「クレッセント」と公表。今月一〜十一日に同店で感染拡大した可能性があり、利用者に保健所への連絡を呼び掛けている。
 熱海市の男性は六日に同店を利用し、十一日に発熱した。十五日にPCR検査を受け、十六日に陽性が判明。発熱などの症状はない。
 伊豆市の男性は、七日に同店を訪れ、十一日にせきや関節痛が出た。熱海保健所から感染者と濃厚接触したと連絡を受け、十六日にPCR検査で感染が分かった。二人は県東部の医療機関に入院している。
 県によると、同店での感染者六人の中には、訪問日があいまいな感染者もいる。県は利用者や店員約二十人を検査。他にも利用者がいるとみられる。同店は座席間隔を空けたり、マイクを消毒するなど感染防止策を講じていたとするが、県は保健所に詳細を確認している。 

◆市長「これ以上拡大させない」

 県内初のクラスターが発生した熱海市の飲食店。人けは無く店のガラス戸には「再営業自粛のお知らせ」が貼られていた。それによると、今月十三〜三十一日を休業としている。
 「誰が感染してもおかしくない。人ごとではないと感じる」。店近くの三十代住民女性は気を引き締めるように語った。同時に、感染者には「早く治るといい」と気遣った。
 七十代住民女性も「東京の話と思っていたからびっくり。客が来るのはありがたいけど『置き土産』は心配。かといって来てくれないと商売は成り立たない。Go To トラベルも早いのでは」とこぼした。
 熱海市の斉藤栄市長は「店名を公表してもらい、クラスターをつぶすための追跡ができるようになった。不安があったと思うが、無症状でも店の利用者は保健所に連絡してほしい。これ以上拡大させない」と述べた。 (山中正義)

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