先端部にリング状の雲…三菱重工業がH2Aロケット打ち上げ アラブ首長国連邦の探査機搭載

2020年7月20日 10時17分
UAEの火星探査機「HOPE」を載せ、打ち上げられるH2Aロケット42号機。急上昇により先端部にリング状の雲が現れた=20日午前6時58分、鹿児島県の種子島宇宙センターで(共同)

UAEの火星探査機「HOPE」を載せ、打ち上げられるH2Aロケット42号機。急上昇により先端部にリング状の雲が現れた=20日午前6時58分、鹿児島県の種子島宇宙センターで(共同)

 三菱重工業は20日午前6時58分、アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」を載せたH2Aロケット42号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。探査機は約1時間後、予定の軌道に投入され打ち上げは成功した。
 HOPEはムハンマド・ビン・ラシード宇宙センターが開発。7カ月かけて4億9350万キロを飛行し、UAEが建国50年を迎える2021年に火星の周回軌道に到着する。中東の国が惑星間飛行する探査機を飛ばすのは初めて。
 機体はパネルを開いた状態で幅約8メートル、重さ約1・5トン。紫外線や赤外線を使った観測装置を搭載し、火星の高度2万~4万キロの楕円軌道を55時間で周回する。継続的に大気を観測して気候変動を調べる。
 三菱重工が海外の人工衛星などを打ち上げるのは韓国やカナダなどからを含め今回で4回目。UAEからの受注は18年に続いて2回目だった。H2Aの打ち上げ成功は連続36回に伸びた。
(共同)

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