正恩氏、病院建設現場で「党のイメージに泥」と叱責 生活重視をアピールか

2020年7月21日 06時00分
平壌総合病院の建設現場を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=朝鮮中央通信・共同

平壌総合病院の建設現場を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長=朝鮮中央通信・共同

 【ソウル=中村彰宏】北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、平壌(ピョンヤン)総合病院の建設現場を視察したと報じた。日時は不明。正恩氏は「設備や資材の確保で人民に負担を負わせている」と厳しく叱責(しっせき)し、担当組織の責任者の更迭を指示した。軍備増強を進める一方で、国民生活も重視する姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
 正恩氏は「人民のための建設闘争という党の崇高な構想が歪曲(わいきょく)され、党のイメージに泥を塗りかねない」と批判した。
 平壌総合病院は、3月に着工し、着工式には正恩氏自身も出席。最優先事業と位置付け、党の創建75周年となる10月10日までの完成を命じている。新型コロナウイルス対策の国境封鎖により工事に遅れが出ているため、正恩氏が厳しい対応に出た可能性もある。正恩氏の動静報道は2日連続。

関連キーワード

PR情報

国際の新着

記事一覧